2011年 08月 12日
百田尚樹「錨りを上げよ」
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錨を上げよ
著者:百田尚樹
をやっと読み終わる。
戦争が終わって10年。
大阪の下町で生まれた
作田又三という男の半生を描いた作品。
彼の人生という名の航海は
穏やかという言葉とはかけ離れたもので
まるで嵐の中を突き進む一隻の船の様。
答えなき答えを探して奔走し、
様々な苦難・後悔・愛などに
翻弄されながら生きる過程が
1,200ページ以上に渡って記されている。
思想がちらほら伺えるし、
なんだかんだ最後まで飽きずに読めたので
面白いには面白いのでありますが、
正直長すぎるし、同作家の「永遠の0」のが遥かに良いので、
あまり人には勧められませんね。
とくに女性は、
母親目線で読んでしまうから
この物語は好まないと思われます。
人に勧められないのに、
ここに書くなよって話ですが、
1,200ページ以上の本を読み終えた達成感が
そうさせてしまったのさ。
また明日。バイビー
by t_toshiyuki19
| 2011-08-12 22:39
| ブック