2013年 04月 02日
涙を流しながら、本を読む女性の紛らわしさ。
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揺れる車内の中、
活字から目を離して周囲を見回したら、
僕の目線を射止める女性がいた。
その女性は、僕とは違って
座りながら本を読んでいて、
しかも涙を流していた。
左手に本をもち、
右手で溢れで来る涙を吸い取るかのように
ティッシュのようなもので
目頭をおさえていたのです。
一目をはばからず、
女性に涙を流させてしまう本は
いったいどんな本なのだろうと
本のタイトルが気になって、
ボクは目の前の活字に目を戻すことなく
女性がみつめる本を遠くからみつめた。
そしたら、
目頭を抑えていた女性の右手が
目頭から、おでこや鼻に軽やかに動きはじめた。
女性が握っていたのは、
涙を拭くためのティッシュではなく、
皮脂をとるあぶらとり紙なのでした。
また明日。バイビー
http://toshiyuki19.tumblr.com/・blogmura
活字から目を離して周囲を見回したら、
僕の目線を射止める女性がいた。
その女性は、僕とは違って
座りながら本を読んでいて、
しかも涙を流していた。
左手に本をもち、
右手で溢れで来る涙を吸い取るかのように
ティッシュのようなもので
目頭をおさえていたのです。
一目をはばからず、
女性に涙を流させてしまう本は
いったいどんな本なのだろうと
本のタイトルが気になって、
ボクは目の前の活字に目を戻すことなく
女性がみつめる本を遠くからみつめた。
そしたら、
目頭を抑えていた女性の右手が
目頭から、おでこや鼻に軽やかに動きはじめた。
女性が握っていたのは、
涙を拭くためのティッシュではなく、
皮脂をとるあぶらとり紙なのでした。
また明日。バイビー
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by t_toshiyuki19
| 2013-04-02 23:42
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