2011年 09月 28日
百田 尚樹「ボックス!」
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百田尚樹さんの「ボックス!」を
読み終わる。
高校ボクシング部を舞台にした作品で、
天才的ボクシングセンスを持つ鏑矢と
強くなりたいという想いから
高校からボクシングを始めた木樽のふたりが、
友情、闘い、挫折、そして栄光を味わう。
青春が詰まった一冊である。
ストーリーのおおまかなパターンは
だいたい分かってしまうんだけど、
読む手は止められず、
夜なべをして読書をし、
もらい青春をしました。
要するに、最高だったってことです。
中学生の頃にこの本に出会ってたら、
間違いなく鏡の前で
シャドーボクシングをして、
鏡を割っちゃって、親に怒られて、
己の拳だけで生きて行くわーって言って
家を飛び出してたんじゃないかと思います。
それくらい魅力的な本だったってこと。
ボクシングを知らない方でも、
楽しめる本となってますので
もしよかったら、どーぞ。
あと、同著者の「リング」という
伝説の名チャンピオン・ファイティング原田を軸に、
日本のボクシング界の歴史を描いた、
ノンフィクションもグットです。
沢木耕太郎さんの「敗れざる者たち」が好きな方は
きっと気に入ると思われます。
blogmura
また明日。バイビー
by t_toshiyuki19
| 2011-09-28 23:48
| ブック