2013年 05月 22日
優しさは、目に見えない。目に見えないのが、優しさ。
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檻の中で毛づくろいする猿のように
高校生のカップルが
電車の中でちょっかいをしあっていた。
女の子の方が家が遠いのか、
男の子がさきに降りることになった。
明日も会えると思うし、
どうせすぐにメールすると思うんだけど、
そのふたりは別れを惜しみ、
男はしぶしぶ電車から降りた。
さっきまで別れを惜しんでいた彼女は、
気持ちをすっかり切り替えたのか
携帯電話をいじり始めた。
一方、彼はというと、
ホームで電車が出発するのを待っていた。
扉が閉まり、電車が動き出そうとした時、
彼はずっと彼女をみつめ、
彼女はずっと携帯をみつめていた。
彼の想いは彼女に届くことなく、
携帯をみつめた彼女を電車は
彼の目の届かない所へ
運んでいってしまった。
そんな彼にボクは優しさを感じた。
もし、彼女が気づいてしまったら、
ボクは彼のことを優しいだなんて
まったく思わなかっただろうな。
目に見えないのが、本当の優しさだと思った。
また明日。バイビー
http://toshiyuki19.tumblr.com/・blogmura
高校生のカップルが
電車の中でちょっかいをしあっていた。
女の子の方が家が遠いのか、
男の子がさきに降りることになった。
明日も会えると思うし、
どうせすぐにメールすると思うんだけど、
そのふたりは別れを惜しみ、
男はしぶしぶ電車から降りた。
さっきまで別れを惜しんでいた彼女は、
気持ちをすっかり切り替えたのか
携帯電話をいじり始めた。
一方、彼はというと、
ホームで電車が出発するのを待っていた。
扉が閉まり、電車が動き出そうとした時、
彼はずっと彼女をみつめ、
彼女はずっと携帯をみつめていた。
彼の想いは彼女に届くことなく、
携帯をみつめた彼女を電車は
彼の目の届かない所へ
運んでいってしまった。
そんな彼にボクは優しさを感じた。
もし、彼女が気づいてしまったら、
ボクは彼のことを優しいだなんて
まったく思わなかっただろうな。
目に見えないのが、本当の優しさだと思った。
また明日。バイビー
http://toshiyuki19.tumblr.com/・blogmura
by t_toshiyuki19
| 2013-05-22 22:43
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