2013年 07月 11日
汗だまりの男の、恋の行く末。
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発車ベルが鳴り響き、
扉が閉まりかけていたところに
ひとりの男がホームベースに
ヘッドスライングをする
野球選手のように
強引に車内に入ってきた。
扉のところにいたボクは、
その男によって中へと押された。
その男は、床に水たまりができても
なにひとつ不思議ではないくらい
汗をかいていた。
そんな汗だまり男の右手には
英字新聞が握られていた。
きっと彼は、
海外から一時帰国することになって
日本に戻ってきた彼女に、
1分でも、いや1秒でも
早く会いたいと思って、
走れメロスのように懸命に走ったのだろうね。
そして、右手に握られた英字新聞は、
昼休みに彼女との共通の話題作りのために
買ったものなんだろうね。
彼には可哀想だけれど、
そんなびしょ濡れだったら
抱きしめた瞬間に、
うわって思われちゃうんだろうな。
想いは、強すぎると、
ひとりよがりになりやすいのでしょうな。
また明日。バイビー
http://toshiyuki19.tumblr.com/・blogmura
扉が閉まりかけていたところに
ひとりの男がホームベースに
ヘッドスライングをする
野球選手のように
強引に車内に入ってきた。
扉のところにいたボクは、
その男によって中へと押された。
その男は、床に水たまりができても
なにひとつ不思議ではないくらい
汗をかいていた。
そんな汗だまり男の右手には
英字新聞が握られていた。
きっと彼は、
海外から一時帰国することになって
日本に戻ってきた彼女に、
1分でも、いや1秒でも
早く会いたいと思って、
走れメロスのように懸命に走ったのだろうね。
そして、右手に握られた英字新聞は、
昼休みに彼女との共通の話題作りのために
買ったものなんだろうね。
彼には可哀想だけれど、
そんなびしょ濡れだったら
抱きしめた瞬間に、
うわって思われちゃうんだろうな。
想いは、強すぎると、
ひとりよがりになりやすいのでしょうな。
また明日。バイビー
http://toshiyuki19.tumblr.com/・blogmura
by t_toshiyuki19
| 2013-07-11 23:34
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